Jr. 日本ジュニアフラッグフットボール選手権 出場報告


日本ジュニアフラッグフットボール選手権(http://www.nflflag.jp/nflflag/area/outline2008.html)が、
6月8日に 関東北地区予選
http://www.j-flagfootball.com/gameresults080406.htm#608ejkn
6月22日に決勝トーナメント
http://www.j-flagfootball.com/gameresults080601.htm#622ej
が行われました。

ワセダクラブからは、Jr.カテゴリーの2チーム
Sチーム(中1チーム)
Wチーム(中2、3年生チーム)
が、6月8日の予選に出場しました。
惜しくも敗れましたが、善戦したところも多く、また加地あがはっきり出た試合となりました。
次の試合に向けて成長していきましょう!





○ワセダクラブJr. Sチーム vs 柏フレアーズ

この2ヶ月の間に日本一メンバーが次々と抜けたため、急に新しいポジションをこなさなければならないプレーヤーもいる中、僅か3回程度の練習で試合に臨むことなりました。

これまでの1ヶ月の練習では、新しいポジション、新しいオフェンス体型、新しいプレーに慣れることに中心にほとんどフォフェンスだけを練習してきたのですが、ある意味どこまで中学生に通用するのかはやってみるまでは全く予想できませんでした。

ちなみに、対戦相手の柏フレアーズは、昨年優勝に至る中の関東大会で僅差でワセダが勝
利した酒井根のメンバーが母体のチームで本日の試合は2・3年生が中心とのことです。

試合は予想通り柏が体格でワセダより頭一つ大きく、瞬発力、スピード、プレーの正確性、パワー、全てで上回っており、相手にリードされる展開に。
しかしながら、やはり太刀打ちできなかと誰もが思いかけた前半半ばにミドルバスが決まりそのままディフェンスをかわして走りこみタッチダウン
惜しくもTFPは決まりませんでしたが、何とかなるかもという雰囲気がチーム内に。

ハーフタイムでも選手からは、「全く歯が立たないという気はしない」との頼もしい言葉も聞けました。

後半は、さすがに小学生で日本一を経験している面々だけあって、ディフェンスで随所に好プレーが見られるようになりました。
パシュートやフラッグを確実に取るという技術はWチームよりも上でしょう。

逆にオフェンスは練習不足が露呈し、プレーが合わないこともしばしば。
やはり地力で勝る相手だけに、ワセダが何とか粘るもジリジリと一方的な展開に。
スピードでパス、ランともに抜かれ、また、インターセプトを何本か決められてしまい、6対40まで点差が広がり、タイムアップ。

中学生になって初めての試合は残念な結果に終わりましたが、柏フレアーズは結局この日準優勝を収めており、諸事情を鑑みれば善戦したと言えるでしょう。

課題ははっきりしています。
今後は秋の大会を目指して、スピードアップを主眼にしっかり練習していきましょう!






○ワセダクラブJr. Wチーム vs. 足立学園 Fチーム

新チーム結成・新プレーブック完成から僅か3回の練習、6選手中2名は初めての公式戦と、オフェンス・ディフェンスとも不安だらけで臨む大会となりました。

ところがどっこい、選手達は試合直前の一瞬だけ緊張した様子を見せたものの、試合開始後は3年生を中心に非常に落ち着いたプレーを展開しました。

試合開始2プレー目でいきなりロングパスによるタッチダウン
その後の2シリーズもTDを決めて前半ラスト2ミニッツで21−6とリード。
その間QBのパス失敗はわずか1回のみと、トム・ブレイディーばりの安定感を見せてくれました。

「残り2分で時間を使い切って1TD上げて前半を終えよう」と流れを意識した指示をしましたが、このようなシチュエーション、練習は一度も練習したことがありません。ないことを求められた選手たちは、プレーが急にぎこちなくなり、4アンドアウトであっさり攻撃が終了。逆に残った僅かな時間で相手にTDを上げられ21−13で前半を終了。
これは、コーチとして反省します。もっと試合の局面局面を意識した練習が必要でした。

リズムを壊したままのオフェンスは後半1TDを追加するにとどまる一方、ディフェンスは練習不足だったマンツーマンの穴を衝かれ、パスで3TDを許してしまい残念ながら27−33で初戦敗退となりました。
選手達は点差が1TDだったこともあり、最後の1秒まで勝利を目指し、(東伏見では隠している)闘志を見せてプレーしました。

勝った足立学園がその後勝ち進みブロック準優勝したこと、オフェンスが途中まではきちんと機能したことからチームの底力は上がっていると評価していいでしょう。
ディフェンスは元々全くの練習不足と自覚していたので、秋の大会に向け取り組んでいけば強豪とも互角に戦えるチームとなれるでしょう。

課題は見えています。秋の大会で笑える様、夏の間しっかり練習しましょう。


志茂(Jr. Wチームコーチ)